Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイリー

今夜は六本木?新宿

2011年12月17日

 2009年の久々の来日公演が反響を呼び、翌年の来日ライヴが2枚組ライヴ作『フォーエヴァー・ラスティング』としてリリース。グラミー賞ジャズ部門の編曲賞にノミネートされ、すでに米国の代表的ビッグバンドと評価を受けているヴァンガード・ジャズ・オーケストラを、ビルボードライブ東京で観た。この日、VJOが使用しているスコアの編曲者として所縁の深いボブ・ブルックマイヤーの訃報が届いたこともあって、何らかの形で追悼を表明すると思っていたところ、MCと共に「ABCブルース」を演奏。アンコールではVJOの来日に尽力している宮嶋みぎわがピアノに向かい、本人が書いた新曲を世界初演。宮嶋にとってはこれまでの労苦が報われる場面となった。
 新宿に移動して<北欧ジャズ現在進行形>@ピットインを鑑賞。フィンランドとノルウェーのグループを柱に、邦人ミュージシャンとコラボレートするプログラムだ。前者のオッダランはtb+el-g+el-b+cello+ds(p)のクインテット。すでにレコディングの実績がある彼らが、独特な楽器編成から生まれる柔らかいサウンドを聴かせた。続いて登場したノルウェーのスタイナー・ラクネス(b)・クァルテットは、音楽に対する真正面からのアプローチにより、メンバー全員の高いスキルを印象付けた。終演後に旧知のラクネス、ホーコン・ミョーセット・ヨハンセン(ds)と談笑。

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