セブンオークスの編集スタッフによる
取材ダイアリーです。
2010年01月16日
10年1月14-15日に香川県の取材。日本列島を覆う寒波に四国もさらされ小雪の舞う寒い取材となった。取材先は日本一の貯水池「まんのう池」のある香川県中田度郡まんのう町、有名な「金比羅さん」の近くである。年金受給者の踊りのサークルの取材、香川空港からレンタカーでの取材旅行だ。宿泊は金比羅さんのお膝元「こんぴら温泉」の紅梅亭、この温泉街ではトップクラスのホテルで、久々にゆっくりと温泉を楽しんだ。
高松空港付近から下を望む。香川県は貯水池がたいへん多い。これは慢性的な水不足に対処するものだ。「まんのう池」は水不足に悩む人々の姿を見て弘法大師が作ったものだという。
金比羅さんの参道にある商店街。ここから金比羅さんまで785段の石段が続く。785段とは786(なやむ)より1段少ない意味だという。あまりの寒さに登り切るのは早々に諦める。

金比羅さんの参道にある讃岐うどん作り教室。女性講師の口上が楽しい。
自分で作ったうどんをその場で釜揚げにして食べる。旨い。
有名な金比羅歌舞伎はここで行われる。
2009年12月15日
伝統工芸士の取材で松本へ。今回は民芸運動とのゆかりも深い「松本家具」の職人さんの取材。久々の故郷松本だが、いつ来てもいいところだ。松本家具の三代目とも意気投合、思わず長野県の県歌である信濃の国を歌い出しそうだった。
今や松本の蔵の通りとして有名になった仲町商店街。この通りの一角に松本家具のショップがあり、訪れる人も多い。

家具職人の牧内達郎さん。32年のキャリアを持つ職人さんだ。
2009年11月27日
農水省の仕事でまたまた青森取材。今回は南部の三沢空港に降りて十和田町の「三本木農業高校」の取材と田野畑の「山地牧場」の2つの取材。11月27-28日の1泊2日の取材旅行だ。三本木農業高校はその乗馬クラブが有名で映画化されたこともある。広大な畑の中に学校があるような感じで、都会からの来訪者には驚きだ。農作物を収穫する生徒たちの様子はおおらかで、まったく偏差値競争からは遠い存在に見える。ほんとに日本の農業のために頑張ってほしいと思う。


宿泊は八戸の日航ホテル。夜は久々な八戸の友人と美味しい郷土料理を満喫。

カメラマンの沢海くんの提案で、八戸から田野畑へはリアス式海岸で有名な三陸海岸沿いの道路を走る。入り組んだ入り江とぶつかる波、本州では見られない風景だ。
山地酪農とは、山の地形を利用した放牧酪農のこと。この山地で育つ丈夫な牛から美味しいミルクが作られる。
珍しい地元のホヤラーメン。沢海くんは美味しいと食べていたが・・。
2009年11月02日
青森県の岩木山の麓、浪岡の篤農家・福士さんと、今引っ張りだこの弘前のリンゴ農家・木村さんの2件の取材。1泊2日の取材旅行だ。
福士さんは独特の暗渠施設考案して古代米な独自の稲作を行っている。その年の気候に悩まされる東北の稲作だが、福士さん考案の暗渠施設を敷設した田んぼは安定した収穫を迎えられることで知られた存在。東北弁が多少分かりにくいところがあったが、論理的で納得の説明を受けた。ここでは、奥さんの手作りランチをいただく。そのおもてなしと美味しさに感激。
一方、木村さんのほうは「軌跡のリンゴ農家」の本を出版してから一躍時の人になる。難しいと言われるリンゴの有機栽培を実践している方。リンゴ栽培についてというよりも、リンゴ栽培と通した人生訓を聞いている感じ。
青森県はこれで2回目の取材だが、青森市に入ったのは初めて。弘前に比べると印象は寂しい。取材は最初の1日目で終わり、青森市内のホテル青森に宿泊。翌日は12時15分のフライトということで次の日、青森駅に隣接する「青函連絡船記念館」に行く。その歴史を改めて知る。
その歴史館でゆっくりし過ぎたことと、フライトの時間を勘違いしていたことで、気がついたときにはフライト40分前。レンタカーを超高速で飛ばして、なんとか間に合う。
浪岡から雨上がりの岩木山を望む

たわわに実る古代米。自身の田んぼ前で福士さん

福士さんの家でお昼をごちそうになる

木村さんのりんご園で

青函連絡船記念館の中から

2009年09月24日
5月に旅の取材で上田に来たばかりだが、また同じ上田と別所温泉を結ぶ塩田平のぶどう農家を訪ねることになった。農林水産省の広報誌の仕事で、優れた農業家を紹介するシリーズ企画で、今回は有機でぶどうを作る飯塚さんの取材。農業大学校を卒業して農業理論を学んだ飯塚さんの科学的知識に裏付けられた農法の説明を受けて納得。どの分野でも優れた農業家のいうことは、一様に「土」の力である。本来もつ土の力を引き出すことだ。特に飯塚さんは微生物が育つ環境を整えることに力点を置いていた。ぶどうの「旨味」はアミノ酸によってもたらされる。ブドウの木はそのアミノ酸をどのように摂取するのか。それは土中の死んだ微生物から得られる、すなわち微生物の生きる土壌環境を整えることだという。
飯塚さんのぶどう農園には美事な巨峰がたわわに稔っていた。この巨峰、東京広尾の明治屋では一房12,000円で売られているという。
この美味しいブドウをたくさんいただいてきました。


2009年09月21日
横浜ベイスターズの村田修一選手の本を作ることになり、横浜スタジアムに取材・撮影。この日が村田の復帰第1戦、阪神戦となる。阪神はクライマックスシリーズをかけて盛り上がっている最中でスタジアムは阪神ファンとベイスターズファンでいっぱい。村田も打って、横浜が快勝。よかった。
ランチはお決まりの中華街で。秋の大型連休の中日とあって、中華街は大混雑。その店の名物と言われる牛すじラーメンを食べたが、特別な感慨なし。


2009年09月13日
栃木県足利市の取材。有名な日本で最古の学校である足利学校跡を取材。足利学校の創建は奈良時代、平安時代と諸説あるが、完全に歴史上に登場するのは室町時代である。現在の学校跡はこの日本最初の学校を、宝暦年間(1751-1763・江戸時代)の姿に復元したものである。
学校の管理は禅僧が行い、生徒は寄宿生活をしたという。日本の叡智がここに集まったとも言え、1550年には、フランシスコ・ザビエルが「日本国中最も大にして、最も有名な坂東の大学」と世界に紹介しているほどだ。この足利学校は1872年(明治5)まで続いた。
足利の人々は、この足利学校を誇りにしているようで、学校跡を大切に保存している様子がわかる。


2009年05月24日
長野県上田市と別所温泉を結ぶエリアは塩田平と呼び「信州の鎌倉」とも称されて、歴上の史跡、温泉など、のんびりと里山散歩を楽しむには絶好のエリア。
1日目は雨模様の取材となったが逆に重文、国宝の仏閣はどれもしっとりと雰囲気が漂う。
(雨に塗れて美しい前山寺の三重の塔)

(木立の中に佇む国宝・安楽寺の三重の塔)

当初別所温泉に宿泊予定だったが、長野市の善光寺の7年振りの本尊ご開帳と重なり、その観光客で別所温泉までもが満杯状態。別所から20分くらいの山中にある「鹿教湯温泉」に宿泊。著名な温泉街の別所温泉とはまた違う趣の山中温泉だ。
(別所温泉、北向き観音の参道)

(別所温泉駅、着物姿が可愛い駅員さん)

塩田平の取材を終えて車で30分、東御市・旧北国街道沿いにある海野宿へ。観光を目的とした宿場町と違って、現在もなお人々がその家で生活をしているという宿場町。日本の文化を残すということはこういう事か、素晴らしい保存状態だ。

2009年05月10日
今回は、affの仕事で山口の下松(くだまつ)漁港、愛媛の宇和港八幡浜、そして同じく愛媛の篤農家の取材と瀬戸内海を挟んで3件の取材をこなす旅。特別な問題はないと思っていたのだが、トラブル続き。下松漁港での取材が長引き、松山に渡る予定のフェリーに乗り遅れるというハプニング。レンタカーをかっ飛ばし、タクシーまで使って間に合わそうとしたが、残念!フェリーは無情にも5分前に出港。1時間半後の次のフェリーで渡ることになり、その晩、楽しみにしていた松山・道後温泉には夜遅くのチェックインとなってしまう。
(山口・下松漁港)

(下松漁港ではカレイの養殖現場を取材)

(松山行きフェリー)

道後温泉で、現地の魚介類を中心とした美味しい夕飯をいただいたのだが、一緒にいった中島が、なんと食アタリ、翌朝まで下痢・嘔吐に悩まされる。翌日の取材が危ぶまれたが、なんとか取材ができだけには回復し、約束の時間には大幅な遅れとなってしまったが、なんとか、予定の2件の取材をこなす。この2日間は時間に追われるはらはら取材になってしまった。
でも、この3件の取材とも大変有意義で、インタビューに答えていただいた方からは、今回もまた元気をいただいてきました。
(愛媛・八幡浜漁港)

(取材先の会社が沖合底引き漁で獲ってきた魚を直売している店)

(愛媛の篤農家の方の栗林でスタッフと)

2009年05月04日
農林水産省では08年に「農業技術の匠」選定制度を新設。地域活性化などに貢献できる農業技術を自ら開発・改良した農業者」で、第1回目は28人が選ばれ、今回取材した金子さんもその一人。自然エネルギー循環型の有機農業技術が評価されたもので、金子さんの農場「霜里農場」を訪ねるとそれが実感できる。肥料を始めとしてすべてが無駄にならず、循環しているのである。霜里農場には世界40カ国から野辺100人以上の研修生が訪れている。金子さんは日本が誇る農業人だ。昨今の農業ブームから農業を始めている方にはぜひ訪れていただきたい農場だ。詳細は、農林水産省・ホームページ「aff」のページに掲載されています。



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