Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイリー｜セブンオークス・パブリシング

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11月のライヴまとめ

2010年11月30日

　＜銀座インターナショナル・ジャズ・フェスティヴァル＞は、昨年のワン・デイ公演から複数日開催に復活。一昨年の2日から5日に拡大されたのは僥倖だが、2日で出来る内容を5日にバラした印象もあって、お得感が増すプログラムではなかった。雨天のため野外ステージが中止になったことを含めて、来年の課題が明らかになったと思う。2日は仲野麻紀＠新宿ゴールデン街劇場、5日は小曽根真＆アナ・マリア・ヨペック＠オペラシティ。第2週の7日はこの季節の定番である「コンコード・ジャズ・フェスティヴァル」＠ゆうぽうとで、クレイトン＝ハミルトン・ジャズ・オーケストラ、フォー・フレッシュメン、ロバータ・ガンバリーニを鑑賞。10日＝八木美知依＠ピットイン、11日＝ホセ・ジェイムズ＆ジェフ・ニーヴ＠Cotton Club。第3週は16日＝アルバム・デビューが期待される海野あゆみ＠JZ Brat、20日＝韓国の人気ユニット、ウィンタープレイ＠JZ Brat。この間、旧知のフィンランドのレーベル・オーナー、タピオ氏と会って、情報交換できたのも収穫だった。第4週は23日＝インタビュー・コーナーも盛り込まれた上原ひろみソロ＠ヤマハホール、26日＝1月にメジャー・レーベル移籍作を控えるハクエイ・キム＠BMW、27日＝サド＝メル楽団の精神継承を見せてくれたヴァンガード・ジャズ・オーケストラ＠ビルボードライブ東京。30日のインターナショナル・ウード・トリオ＠根津教会は珍しい聴きものとなった。