Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイリー

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10月のライヴまとめ

2010年10月31日

 今月のライヴは1日@音楽の友ホールの古佐小基史(harp)&ポール・マッキャンドレス(reeds)・デュオでスタート。米国在住の邦人ハーピストが敬愛するオレゴンのメンバーと共に凱旋する、という夢の実現を祝った。3日はキース・ジャレット・トリオの東京最終公演。毎回期待する“新曲”も収穫大で、さらに厳しくなった観客に対する事前注文が遵守されたのが好演を生んだ。この第2週は7日ラーシュ・ヤンソン@STB、8日バティスト・トロティニョン3@ピットイン、9日ジョーイ・カルデラッツォ@Cotton Clubと、ピアニスト・リーダーのライヴが続いた。第3週は12日にCotton Clubでザ・ディジー・ガレスピー・アルムナイ・オールスターズを観た。これはジミー&アルバートのヒース兄弟が目的。初めてアメリカ横断旅行をした1981年に、シカゴのジャズ・クラブで観たのがヒース・ブラザーズで、個人活動ではない兄弟活動をウォッチしてきたのである。15日の平林牧子@ピットインは、まさに成功の凱旋公演だった。第4週のハイライトは20日のジェフ・ワッツ@Cotton Club。ワッツと長年の関係がある同世代を迎えたバンドは、テレンス・ブランチャード(tp)とブランフォード・マルサリス(ts)がマイク位置を無視した自由奔放なプレイで圧倒的なステージを現出。29日のエリック・ルイス@ブルーノート東京は、レコード会社の上手なプロモーションも手伝って、大きな話題を呼んだ。

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