Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイリー

10月第3週のまとめ

2011年10月14日

 9日はPiano Collection@北とぴあ さくらホール。木住野佳子+中村由利子+村松健=トリプル・ピアノの東京初公演。近年特に邦人ミュージシャンの間でこのようなコラボ・ライヴが増えている印象が強い。同じ楽器の演奏者ながら、ジャンルが異なるがゆえの新たなサムシングを企図したステージなのだろう。「フェイス」「マイ・フェイヴァリット・シングス」「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」等を演奏。隣席のnoonさん(vo)と休憩時間に談笑し、新作『ワンス・アポン・ア・タイム』を受け取った。
 10日はヴォルフェルト・ブレデローデ・ソロ@松濤美術館。先頃ECMからリーダー作を出したオランダの新世代ピアニストが、昨年に続き2度目の来日。自作曲を中心とした美しい即興演奏だった。
 11日はボビー・コールドウェル@BBLT。70?80年代に人気を確立したAORの人気ヴォーカリストは、根強いファンが多かった。ポップスに関しては先日のジノ・ヴァネリといい、この時代が今も元気という現象が顕著だ。声量と声域は衰えていなかった。フュージョン好きとしてはアンドリュー・ニュー(as,ts,key,vo)をチェックできたのが収穫。
 14日は一噌幸弘3@渋谷メアリージェーン。学生時代に何度か訪れたが、その後は疎遠になっていたジャズ・スポットを、約30年ぶりに訪れた。様々な笛を駆使した超絶技巧に圧倒された。ダジャレMCは苦行。

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