Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイリー｜セブンオークス・パブリシング

初のソロ・ホール・コンサート

2011年08月27日

　今年1月にユニバーサルから移籍トリオ作『トライソニーク』をリリースしたハクエイ・キムが、めぐろパーシモン小ホールに出演。めぐろJAZZ研の主催で、ソロでのホール・コンサートは今回が初めてとなった。ハクエイは12月リリース予定のソロ・ピアノ新作をレコーディングしたばかりのタイミングということで、同作収録曲も披露してくれた。最も印象的だったのはスタンダード・ナンバーの「恋とは何でしょう」。キース・ジャレットからの影響を随所で表しながら、実力と音楽性のすべてが明らかになる独奏ステージを成功させた。