Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイリー

ギタリストとヴォーカリストが夫婦共演

2011年06月30日

 フュージョン界の人気ギタリストで、昨年新加入したフォープレイでも来日ホール公演を行っているチャック・ローブが、マドリッド出身のカルメン・クエスタと、丸の内Cotton Clubに出演。まずクァルテットが登場すると、ローブが歌心たっぷりのプレイでたちまち好ましい空気感が生まれた。リーダー作も多数リリースしているが、どちらかと言えばバイ・プレイヤーのイメージが強いローブが、多彩なテクニシャンであるばかりでなく、リーダーとしての才能も豊かだと印象付けた。クエスタは最新作『私のボサノヴァ』からジョビン等ボサの名曲を披露。事前に試聴していたCDとは違い、歌唱力よりも雰囲気で聴かせるタイプだとわかった。ドラムスのマウリシオ・ゾッタレリは2年前の《バンクーバー・ジャズ祭》の上原ひろみソニック・ブルームで観ており、その時にいただいた彼のリーダー作を日本で紹介して、親しくなった。来日直前にメールのやり取りをし、終演後嬉しい再会となった。ドラムスが巧くて、ハートもいい男である。

NEWENTRY

ARCHIVE

BLOGS

CONTACT

株式会社セブンオークス・パブリシング

セブンオークスへのお問い合わせを受け付けております。
メール:hachi@7oaks.co.jp
住所:〒134-0081 東京都江戸川区北葛西2-10-8map
Phone:03-3675-8390
Fax:03-3675-8380