Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイリー

ブラジリアン・フュージョンの老舗バンド

2011年06月16日

 メジャー・デビューから35年を迎えたアジムスを、丸の内Cotton Clubで観た。3月には節目を記念した最新作『オーロラ』をリリース。3人の変わらぬ結束力を示すステージとなった。寡黙な仕事人といった佇まいのジョゼ・ホベルト・ベルトラーミは5台の鍵盤を使用。アジムスの特色である浮遊感漂うサウンドが、右手でローズ、左手でストリングス・シンセの同時演奏から生まれるのだと納得した。ブラジル音楽特有の変拍子を叩き出すイヴァン・コンチ(ds)がMCも務め、観客に対して繰り返し感謝の言葉を述べた。アンコールは予想通りの「フライ・オーヴァー・ザ・ホライゾン」。かつてFMの音楽番組「クロスオーヴァー・イレヴン」のテーマ曲に使用されたことで、アジムス人気に貢献したことを彼らも知っていて、長年の支持してきた日本のファンにドリーミーな美旋律で応えてくれた。

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