Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイリー

ブラジル系シンガーが渋谷のメッカに初出演

2011年05月30日

 昨年12月に『アクアレーラ』をリリースしたTOYONOが、渋谷「JZ Brat」で記念ライヴを行った。レコーディング・メンバーが揃ったステージは、ポルトガル語歌唱のブラジリアン・サウンドを主体としたシンガーとしては、本邦最高の実力をアピールする格好の場となった。同作ではプロデューサー、ギタリスト、楽曲提供者として最大の貢献をし、ライヴでも欠かせないパートナーである竹中俊二との軽妙なトークも楽しい。フランス語朗読で作品に参加した加藤紀子は、変わらぬフォトジェニックなルックス共々華やか空気をもたらした。音楽的な収穫はアルバムには参加していない今夜のゲストのNAOTO。一枚看板のヴァイオリン奏者が増えている日本の音楽シーンにあって、初めて生鑑賞した彼のスキルはなかなかのものと聴いた。ステージ終盤にはTOYONOのライヴでお馴染みのサウンド・ウエイヴが現出。その要となった岡部洋一(per)の活躍を特記したい。

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