Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイリー

レギュラー・プロジェクトの新春ライヴ

2011年02月08日

 コペンハーゲン経由でオスロより帰国。寒さの種類が違う、が帰国後の第一印象だ。夜はさっそくライヴに繰り出す。先月、鈴木重子とのデュオ作をリリースしたばかりの木住野佳子@六本木STB。トリオ+弦楽四重奏は木住野がレギュラーで続けている編成だ。弦カルのメンバーが全員女性なのも特色である。ファースト・セットは代表的自作曲「マンハッタン・デイライト」を皮切りに、ビル・エヴァンスのレパートリーとして知られる「サム・アザー・タイム」「ワルツ・フォー・デビィ」を経て、サンバの「極楽鳥」まで全6曲。休憩をはさんだセカンド・セットは、まだ曲名が決まっていない新曲を、ピアノ独奏で披露。アントニオ・カルロス・ジョビンのボサをトリオで演奏すると、弦カルも加わってデュオ新作収録曲「ラン・フォー・ラヴ」等で、ステージに熱気を生んだ。柔らかい物腰ながら確実にメッセージを伝えるMCは、キャリアのなせる技だろう。デビュー時から変わらぬ姿勢で音楽活動を続ける木住野の魅力を再認識した。

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