Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイリー

15年ぶりに来日した超個性派管楽器奏者

2010年07月08日

 1963?64年に名門ブルーノートに3枚のリーダー作を残したジョージ・ブレイスは、サックス奏者の呼称に納まりきらないユニークな個性を持つプレイヤーだ。70歳にして実に15年ぶりとなる2度目の来日公演を、新宿「ピットイン」で観た。今回の招聘に尽力したドラマー小林陽一を含む邦人3名とのクァルテットを編成した。そのセカンド・セットはブレイスがあくまで主役として進行。「恋に恋して」では2本のソプラノサックスを合体させた愛器を吹き、途中アルトに持ち替えて、誰とも違う世界を表出した。「ニカの夢」「バルバドス」「チェロキー」と、選曲だけを見るとオーソドックスだが、サウンドは個性的なブレイスらしさが全開のステージだった。

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