Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイリー

最高峰の実力派ヴォーカリストが六本木に登場

2010年06月13日

 カサンドラ・ウィルソン@ビルボードライブ東京。近年ジャズ・ヴォーカリストとしての評価を強固にするカサンドラが、六本木に初登場。以下にミュージック・ペンクラブジャパンのウエブサイトに寄稿したライヴ・レポートを転載する。
 2008年度グラミー賞で『ラヴァリー』がベスト・ジャズ・ヴォーカル賞に輝き、黒人女性歌手の最高峰であることを改めて示したカサンドラ・ウィルソン。約2年ぶりの来日公演は、初登場となる六本木の新名所で行われた。定番となっているギター、パーカッションを含む5人編成のバンドがまず登場して、アフロ・サウンドを奏でながらステージを暖める。1曲目の途中でカサンドラが加わると、たちまち独自の世界がくっきり。扇子を動かしながら歌う姿は貫禄たっぷりで、まさに女王の名に相応しい。『ニュー・ムーン・ドーター』の日本盤ボーナス・トラックで、「私にとって特別な曲」と紹介した「ムーン・リヴァー」は、近年力を入れるスタンダードの中でも代表曲だと再認識。バンド・メンバーでは初参加のドラマー、ハーリン・ライリーのプレイが光った。

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