Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイリー

世界最高峰のアコーディオン奏者が来日

2010年06月07日

 今年に入ってからもウイントン・マルサリスとの共演作やバッハ・プロジェクトをリリース。精力的な活動を続けるリシャール・ガリアーノが「ブルーノート東京」に登場した。今回は“フレンチ・タッチ・トリオ”のステージだ。これまでミシェル・ポルタルとのデュオ、寺井尚子が急遽参加した<東京JAZZ>などでガリアーノを観ているが、このトリオはいずれとも異なる編成ということもあって、楽しみにしていた。何度も体験していてわかっているのに、改めて音楽家としての素晴らしさに参ってしまった。アコーディオンはボタン式と鍵盤式に大別され、ガリアーノは奏法が難しいと言われる前者のマエストロ。その神業的プレイは本当に凄い。さらにボタン式ピアニカのアコーディナも披露してくれたのも収穫だった。ジャン・マリー・エカイ(g)+ジャン・フィリップ・ヴィレ(b)とのトリオの一体感を含めて、巨匠のテクニックに酔った一夜。

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