Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイリー

フュージョン・ファン垂涎の特別バンド

2010年03月04日

 ランディ・ブレッカーとビル・エヴァンスをはじめとするオールスターズを、六本木「ビルボード・ライブ東京」で観た。ミュージックペンクラブ・ジャパンのHPに寄稿したレポートを以下に転載しておく。
 クレジット上はこの2人と他の5人を含むメンバー全員のスーパー・プロジェクト。エヴァンス&ランディは2004年のツアーを収めた共同名義のライヴ作を発表している関係で、今回の7人バンドはそのヴァージョン・アップ版とも言えよう。幕開けとなったブレッカー・ブラザーズの代表曲「スポンジ」では、息の合った2フロントのコンビネーションでいきなりヒートアップ。70年代に若者の間で絶大な人気を得たブレッカーズの、亡きマイケル(ts)の勇姿がエヴァンスと重なる。その一方で名声を高めた80年代のマイルス・デイヴィス・バンド時代と変わらぬプレイが嬉しい。エヴァンスのルーツがデイヴ・リーブマンであることを再確認。タイプの異なる2ギターリストのスティーヴ・ルカサー、ロベン・フォードもソロで持ち味を発揮。ロドニー・ホームズ(ds)の強力なソロを含むアンコールの「サム・スカンク・ファンク」で観客も大満足だった。

NEWENTRY

ARCHIVE

BLOGS

CONTACT

株式会社セブンオークス・パブリシング

セブンオークスへのお問い合わせを受け付けております。
メール:hachi@7oaks.co.jp
住所:〒134-0081 東京都江戸川区北葛西2-10-8map
Phone:03-3675-8390
Fax:03-3675-8380