Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイリー

2012年09月21日  新世代ドラマーの来日公演

2012年09月21日

クリス・デイヴ@ビルボードライブ東京。ミュージック・ペンクラブ・ジャパンのレヴューとしてすでに公表している拙稿を、下記に記す。
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 ロバート・グラスパーやケニー・ギャレットのジャズメンにとどまらず、メアリー・J・ブライジ、アデル、サンダーキャットといった他ジャンルのミュージシャンのサポート・ワークでも注目される新世代ドラマーがクリス・デイヴ。5人編成と告知されていたのだが、お目当てのゲイリー・トーマス(sax)と鍵盤奏者は不在で、レギュラー・バンドを縮小したトリオによるステージとなった。ギタリストがスキャットをしながら、アンダーグラウンドなムードを延々と継続。メドレー風に進行すると、ハービー・ハンコックの70年代名曲「アクチャル・プルーフ」が飛び出して、期待が高まった。しかし鍵盤とサックスの不在を補うには至らず。デイヴは独特のセッティングとエフェクター使用で個性を表現したが、緊急事態をプラスに転化することはできなかった。次回のリヴェンジに期待したい。

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