Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイリー

2012年02月10日  ジャーナリスツ・チョイス Vol.10

2012年02月10日

 「スイングジャーナル」時代に「ジャズ・ディスク大賞」の部門賞で同じ選考委員だった中川ヨウさんが企画する、渋谷JZ Bratでのライヴに足を運んだ。今夜はベーシスト藤原清登のJump Monk Bass Band Specialが出演。10人編成ゆえ、キャパシティ30人以下のジャズ・クラブでは成立しないこともあって、これはレアなライヴである。ぼくもウッド・ベース5人のジャズ・バンドは、初体験となった。まずは藤原の独奏による「アメイジング・グレイス」で重厚にスタート。藤原が主旋律を奏で、4人のベーシストがアルコで加わると、かつて聴いたことのない種類の音の厚みが響いた。チャールズ・ミンガスから大きな影響を受けた藤原は、「直立猿人」をミンガスがやっていない編成でリメイクし、オリジナリティと共にトリビュートを表明。藤原の教え子である卒業生を中心とした若手との共演で、中では宮木謙介(bs,fl)が光った

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