Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイリー

邦人ニューヨーカーの凱旋公演

2012年01月13日

 2010年のドイツ<メールス・フェスティヴァル>で初めてステージを観て、インタヴューをして以来、連絡を取り合ってきた吉田野乃子(as)が、NYで活動するペットボトル人間を率いて再来日を果たした。昨年デビュー作をリリースし、媒体で高評価を得ている。今夜は藤井郷子のスペースワン主宰による“入谷なってるハウス”での公演を観た。演奏時間の短いオリジナル曲の連続は、師匠ジョン・ゾーン譲りと言えるが、吉田には若さという武器があり、観客に大いにアピールしたと思う。第2部では吉田ら3人と、日本人ミュージシャンが、日米のジャズ・シーンを率直に語るトーク・セッションが行われ、非常に興味深い内容がシビアな現状を考えさせられる契機になった。第3部ではゲストを交えた即興演奏で、予期せぬ出会いの妙味を体感した。

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