Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイアリー
セブンオークスとコラボレートしている音楽評論家の杉田宏樹さんによる「ライブ・ダイアリー」です。
スイスのジャズ名伯楽が記念来日
2008年02月14日
ジャズ・ファンなら誰もが知る世界的なフェスティヴァルが、スイスのリゾートで開催される「モントルー・ジャズ・フェスティヴァル」。昨年、創設40周年を迎えて、オーガナイザーのクロード・ノブスが数多くの貴重な写真を収録した4冊構成の書籍を発刊。今夜は関係者が集うカクテル&ジャズ・パーティーがスイス大使館で開かれた。知人と歓談した後、国府弘子のピアノ独奏と映像を交えたノブスのスピーチで進行。アンコールに応えて国府とノブスの即興デュオが行われると大盛り上がり。モントルーJFとゆかりのあるオノ・セイゲンもスピーチして、パーティーに華を添えた。再び談笑タイムになって、国府さん、「東京JAZZ」のYさんとグラミー賞話題で話が盛り上がった。 会場となったスイス大使公邸には、ジャズ関係者は少なく、意外にもビジネス関係者が多数。そんな中で、ぼくが以前勤務していた銀行内書店の顧客だったMさんと10年ぶりに再会したのはサプライズだった。ヨーロッパ諸国において独自のポリシーを貫くスイスは、国土面では小国ながら、ジャズ界に多大な貢献を果たしてきたことを改めて感じたのだった。