Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイアリー
セブンオークスとコラボレートしている音楽評論家の杉田宏樹さんによる「ライブ・ダイアリー」です。
南青山と銀座でジャズ関係者とミーティング
2007年05月24日
「フィンランド・フェスタ・イン・東京」のトレード・ショウのため、南青山「モーダポリティカ」へ。同フェスタはフィンランド音楽情報センター(FIMIC)とミュージック・エクスポート・フィンランド(MUSEX)の共同主催。昨年は「フィンランド音楽の日々 イン・東京」と題して赤坂アークヒルズのジェトロで開催された。今回ジェトロが絡まなくなったということは、FIMICとMUSEXが日本市場で力をつけてきた証と言えるだろう。会場ではRockAdilloのタピオ氏からトリオ・トウケアットやヤルモ・サーリ・ソルなどの新譜を受け取る。ここ数日メールのやり取りをしていたAbovoiceの設立者でジャズ・ギタリストのニクラス・ウインターと、会場で会う約束をしていたのだが、急遽横浜へ移動したとのことだった。
このトレード・ショウは主に日本のレコード会社を対象としたものだが、ぼくにとっては日本のレコード店に並んでいないCDや、現地の新鮮な情報を得る機会になっている。それらを誌面や番組で反映することが、ジャズ・ファンに対する有益な情報発信だと思っている次第。帰り際、55Recordsの五野代表とばったり。
銀座へ移動して山野楽器へ。3Fのジャズ・コーナーでスタッフの神尾氏と情報交換。そこでSSJ三具氏とばったり。先頃同氏からクロード・ウィリアムソンのライナーを依頼され、メールでやり取りをしたばかり。フランク・シナトラのエキスパートである三具さんは、昨年レーベルを立ち上げて、ヴォーカル作を中心にアルバムをリリース。最近はシナトラゆかりのインスト作のライセンス発売も手がけている。近くのカフェへ移動して、最新情報を交換した。