Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイアリー

セブンオークスとコラボレートしている音楽評論家の杉田宏樹さんによる「ライブ・ダイアリー」です。

新年初めてのビッグ・イヴェント

2009年01月04日

 大晦日から元旦にかけて歌、格闘技、討論番組を見ながら、何か新年にパワー・アップできそうなものを、自分に注入したいと思った。そこで浮かんだのが恒例のプロレス・イヴェント。新日本プロレスリング主催の「レッスルキングダムIII in 東京ドーム」に行くことを急遽決意し、インターネット経由で無事チケットを事前入手できた。何しろドームは自宅至近の駅の隣ということで、後楽園エリアは子供の時から馴染み深い。プロレス鑑賞歴は小学生以来、40年近くになる。今回は新日のドーム興行20周年の節目ということで、ノア、全日本、TNAが参画。それが奏功して主催者発表の観客数は4万人だった。自分の目算でも近年の2万人程度に比べれば、かなり健闘していた印象で、それはやはり他団体のファンを動員したことが大きい。午後4:00開始の興行は、その前に第0試合が組まれ、主催者の意気込みを観客に伝える格好となった。開演前と言えば、30年前の新日本の興行では選手がリングで練習する風景が常であった。コンサートに置き換えれば、リハーサル風景を公開するようなものだが、当時「キング・オブ・スポーツ」を標榜した新日本にとっては舞台裏を披露することが、リアリティをファンに伝える重要な要素になっていたのだと思う。
 全10試合は想定外のサプライズが起こることもなく、テンポ良く進んだ。メイン・イヴェントのIWGPヘビー級選手権試合=武藤VS棚橋が、30分を超える長丁場の末、チャレンジャー棚橋の勝利に落着した時は、ちょうど午後8:00。4時間の興行はまさに予想通りの進行であった。ハプニング性こそ少なかったものの、ミスティコ(メキシコ)の驚異的なムーヴ、永田の防衛、ノア杉浦の底力など、生鑑賞だからこそ得られた感動が多数のイヴェントであった。

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