Hachi Diary ハチの散歩日記

酷暑の時の愛犬のケア 獣医師アンナ

2018年07月29日

今日は台風のため涼しいですが、また暑さがぶり返すという予報もあります。
皆様いかがお過ごしですか。愛犬はお元気ですか。
今日は、獣医師になったアンナさんから、愛犬の酷暑対策について、アドバイスいただきました。

《アンナさんより》-------
東京はたいへんな暑さのようですね。この暑さの中、愛犬のケアはたいへんかと思います。
今回、小野里さんからリクエストがありましたので、急遽、愛犬と酷暑の関連について、私の知る範囲内でアドバイスさせていただきます。

まず、気温があまりにも高い日のお散歩は、やはり避けて頂きたいのが本音です。どうしてもお外でないとうんち、おしっこをしてくれない場合は、お散歩のサイクル
を早朝と夕方に変えたり、なるべく涼しい草地で短時間お散歩させて下さい。

<わんちゃんに水をかけるのは正しい処置です>
また熱中症気味の時、水道の水をわんちゃんにかける方がいらっしゃいますが、病院でも動物たちの体に水をかけて体を冷やしますので、これは正しい処置です。ただ
し、水をかけたあとそのまま冷房のかなり効いた部屋にいると、逆に体温が下がりすぎてしまうこともあるので注意して下さい。

<タオルの利用>
また本当に熱中症の際には、タオルを被せたうえで水をかけ風を当てたり、脇の下や股など太い動脈が流れている部位に保冷剤をいれると、より効果的に冷やすことが
できます。

<激しくハアハアするのときは舌の色も見て下さい>
またフレブルさんなど鼻の短い子たちでは、暑いことによる過度のパンティング(舌を出してハァハァすること)によって、喉が炎症を起こして腫れてしまうことがあ
ります。そうなってしまうと喉が塞がれ、呼吸困難になってしまいます。
酸素が体に足りていない場合、舌の色が青紫色に変化しますので、わんちゃんたちがお外でパンティングしていた際には、舌の色も見てあげて下さい。

<本当に熱中症になった時は獣医師に>
本当に熱中症になってしまった場合、緊急の対応となりますので、かかりつけなどではなくて構わないので、なるべく近くの動物病院に予め電話して、指示を仰いで下
さい。そうすることで、オーナー様としても正確な判断ができますし、病院側としても緊急対応の準備ができます。

<正しいフォローと観察が大切>
熱中症は、どの子にも簡単に起こりうるものですが、脳にダメージを受けた場合、後遺症が残ってしまったり、最悪命を落としてしまうこともある非常に怖いもので
す。正しいフォローや観察をすることで、今年の猛暑を乗り切りましょう!

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