Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイリー

話題の若手女性ベーシストが初来日

2008年09月06日

 通算2枚目でメジャー・レーベル移籍第1弾となった『エスペランサ』をリリースしたエスペランサ・スポルディングを、“ビルボードライヴ東京”で観た。スペインのレーベルからリリースされた前作で、ぼくが好きなエグベルト・ジスモンチのナンバーをカヴァーしていたこともあって、個人的に注目していたベーシスト。その後あれよあれよという間に評価を高め、現在は自ら学んだバークリー音楽大学でベース学科の教員を務めるほどの実力者に成長している。今夜は最新作のレコーディング・メンバーでもあるレオ・ジェノヴェーゼ(p)+オーティス・ブラウン(ds)とのトリオによるステージとなった。アップライト・ベースを構えながら歌う姿は、女性の同業者がほとんどいないだけに新鮮に映った。
 ぼくはエスペランサに対してベーシストというイメージを抱いていたのだが、このステージではベーシストとヴォーカリストが本人の中では同等であることが明らかに。ベーシストとしてのスキルは事前情報があったとして、専業でも十分にイケるほどの声域の広い歌唱力には本当に驚いた。正式タイトルが未定の新曲も披露。親しみやすいキャラクターを含めて、今後日本で人気が拡大すること間違いなしと確信したステージであった。

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