
2007年08月31日
今でこそヨーロッパ・ジャズが日本でも広く認知されているが、そのパイオニア的邦人ミュージシャンであるベーシスト=森泰人の存在なくして、今日の状況はなかったと改めて思う。スウェーデンを中心とした北欧のミュージシャンを日本に紹介するコンサート・シリーズ「スカンジナビアン・コネクション」が、節目となる30回を迎えて、今回が初来日となるトミー・コッテル(p)をブッキング。新宿ピットイン公演を観た。コッテルはボーヒュースレン・ビッグ・バンドやラーシュ・ヤンソンとのデュオ作で知られており、近年はユニークな編成による意欲的な2枚組で、ピアノ好きを驚かせたばかり。森(b) +ダービッド・スンドビー(ds)とのステージは、その体躯通りのダイナミックなプレイと、外見に似合わない繊細な表現が同居した音楽性を披露してくれた。スンドビーの生演奏を観るのも初めてだったが、フレキシブルなプレイが印象的だった。森にとっては渡欧前の若手時代に旧店舗に出演して以来のピットイン再訪ということで、感慨深いものがあったようである。なお「スカンジナビアン?」は9月下旬からマイク・デル・フェーロ、11月にはラーシュ・ヤンソンの来日公演を予定している。

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