Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイリー

NYのトップ・ピアニスト10名が東京に集結

2007年06月10日

 「ニューヨークからピアニストが消えた」のキャッチ・フレーズがすっかり定着している「富士通スペシャル 100ゴールド・フィンガーズ」が、五反田ゆうぽうとで開催された。今回が10回目となる節目の年。初期には映像作品も制作されたこのイヴェントは、ピアノ人気が高い日本にぴったりの企画と言える。2部構成のステージはソロ・デュオ・トリオのいずれかで1 人2曲を演奏する進行。同様のセッティングで演奏するということは、それぞれのピアニストの個性と実力の違いが浮き彫りになることを意味する。

 今夜もそれが明らかになったのが面白く、収穫となった。スタンダード・ナンバーを選曲するピアニストが多い中、紅一点の秋吉敏子はオリジナルで勝負。ケニー・バロン、ドン・フリードマンはさすがの貫禄を示し、2曲だけで終わるのは本当にもったいないと思った。MCを務めたのはジュニア・マンスだったのだが、全員のプロフィールを見て最年長だと知り納得。78歳でもまだまだ若い。ラストは全員がステージに現れて、リレー・スタイルで「A列車で行こう」を演奏。ハッピーなエンディングはお約束なれど、「ジャズって、やっぱりいいですね?」の声がどこからともなく聞こえるようであった。

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