Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイアリー

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2007年11月アーカイブ

2007年11月01日

お宅訪問

 レコード・コレクターを紹介、ということでこれまでに何度か自宅での取材を受けたことがある。今日は「スイングジャーナル」12月臨時増刊号のための“お宅訪問”だ。ジャズ・ジャイアンツのコレクターが数人登場する企画で、『ビル・エヴァンス・ディスコグラフィー』を発刊しているぼくが選ばれたわけである。ここ数日、今日を迎えるために新しいカーペットを敷き、部屋の片付けをした。古いメディアは思い切って不燃ゴミに。映像は記憶にあればいい。しかしそれでも物が多い。部屋の整理は年内の宿題ということにする。取材に訪れた編集者とカメラマンは、拙宅に足を踏み入れると、やはり驚いていた。最初はワーク・スペースに。続いてレコード部屋の密集度に。今回このタイミングで取材を受けたのも、来年に起きるであろう重要な出来事の序章のようで、自分自身興味深く思っている。


2007年11月02日

ノルウェーのベテラン・トリオが初来日

ダーグ・アーネセンというピアニストが気になり始めてから久しい。今ではすべてのリーダー作を集めているファンで、今年リリースされた『Norwegian Songs』にも感銘を受けた。メンバー全員が初来日となるトリオは、同作のレコーディング・メンバーでもある。六本木の東京ミッドタウン内アトリウムでのフリー・コンサートを観た。同作はノルウェーが生んだ偉大な作曲家、グリーグの楽曲をジャズ・アレンジしたトラックを中心とした内容。意外なことにこのようなコンセプト・アルバムは前例がないという。そしてこの冒険的なアルバムは、同国の総合チャートで1位に輝く快挙を成し遂げた。北欧の伝統と空気感を伝える音楽を、このようなシチュエーションで聴くのはやや違和感もあったが、始まれば演奏に没頭できた。客席を埋めたのはたまたまミッドタウンにいた人ではなく、目的意識を持って集った人々だと見受けられ、ジャズ・ファンの裾野が広がっている意味でも有意義だったと思う。2年前にオスロで会食したことがきっかけで友人になったベースのテリエ・ゲヴェルトとは、今回の来日前にメールのやり取りをしていた。終演後、彼らと共に恵比寿の鮨店で打ち上げ。2次会でバーに移動し、ディープな交流を深めた。

2007年11月03日

秋の銀座を彩るジャズ・フェスティヴァル

 第3回を迎えた「ギンザ・インターナショナル・ジャズ・フェスティヴァル2007」を取材。このところ有名ブランドが相次いで出店している銀座エリアで、各社が共同主催するイヴェントである。何と言ってもフリー・コンサートなのが魅力で、来日アーティストを含むステージがショップとホールで楽しめる趣向だ。今日は3組を観た。8丁目のバーバリー銀座店9Fにはウォーレン・ウルフ(vib)が出演。一昨年デビュー作をリリースしたウルフは、日本在住ミュージシャンとトリオを結成。ミルト・ジャクソン譲りの正統的な基本を示し、ブルース・フィーリングでも継承者に名乗りを上げた。アップ・テンポになるとロイ・エアーズを想起させるプレイを見せ、このあたりは新世代ならではのセンスと聴いた。続いて4丁目の三菱東京UFJ銀行2Fへ移動。プライベート・バンキング・オフィスをライヴ・スペースに利用したステージは後方がガラスで、銀座の夜景が同時に見渡せるセッティングになっている。登場したのはブールー&エリオス・フェレのギター・デュオ。ジプシー・スイングの歴史を継承する2人は、ジャンゴ・ラインハルト、セルジュ・ゲンスブール、スタンダード・ナンバーをカヴァー。兄ブールーはバッハ曲でテクニシャンぶりを発揮した。銀座山野楽器本店JamSpotでのエリック・レニーニは、今年3月に来日したトリオにステファン・ベルモンド(tp,flh)が加わったカルテット。レニーニは最新作『ビッグ・ブーガルー』で音楽性を拡大し、新たな一歩を踏み出した。フランスでは大人気だというベルモンドが本調子ではなかったのは残念。終演後に旧知のドラマー、フランク・アギュロンと談笑。

2007年11月04日

銀座と渋谷で2つのジャズ・フェスティヴァル

 昨日に引き続き「ギンザ・インターナショナル・ジャズ・フェスティヴァル2007」へ。フラヴィオ・ボルトロ・カルテット@「シャネル・ネクサスホール」。ボルトロは90年代にステファノ・ディ・バティスタとの双頭バンドで名声を高めたトランペッターだ。1曲目の「ゼア・イズ・ノー・グレイター・ラヴ」からウイントン・マルサリスを想起させる高速プレイで、確かな実力者ぶりを証明する。ミディアム・テンポの「タイム・アフター・タイム」やオリジナル・バラードなどでプログラムを構成。アンコール曲でのカデンツァも印象的だった。終演後、会場に来ていたドラマーのフランク・アギュロンと談笑。第3回となるこのジャズ祭は、昨年を上回る成功を収めたと思う。
 渋谷に移動し、「クラブ・クアトロ」へ。イーストワークスのレコーディング・アーティストが出演する「Jazz Today 2007」を観る。11月初旬の「STB」連続公演に続く締めくくりの一夜だ。芳垣安洋(ds)率いる打楽器集団Orquesta Nadge!Nadge!、藤原大輔(sax)トリオ、清水靖晃&サキソフォネッツの3組が登場。それらのうちパーカッションとサックスという同種の楽器ばかりのグループが2組含まれていたのが面白い。サックス・アンサンブルによる表現を長年追求してきた清水のサキソフォネッツは、日本民謡をモチーフにした楽曲も演奏し、世界各国の同ジャンルのグループとは異なるオリジナリティも打ち出した。

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2007年11月06日

スウェーデンの新世代バンドが来日

 『ディスポジション』でアルバム・デビューしたばかりのニルス・クロウ(p,el-p)を「ブルーノート東京」で観る。クラブ・ジャズ、あるいはヨーロピアン・ニュー・ジャズと呼称されるジャンルのアーティストと見做されるクロウは、まだ23歳の若者。2管クインテットに女性ヴォーカルとDJが加わったバンドで登場した。バンド・サウンドはハードバップをベースとしたもので、トランペット奏者と、テナー、アルト、ソプラノを吹き分けるサックス奏者をフィーチャー。特に複雑な曲展開はなく、むしろオーソドックスなスタイルと言っていいほど。リーダーのクロウがぐいぐいとバンドをリードしたり、自身のソロをたっぷりと聴かせるような構成でもない。バンドのテーマ曲風の「レシグネイション」も小品の趣。アンコールでは日本のファン・サービスということで、スリープウォ?カーのナンバーを、スウェーデン語のヴォーカルと共に披露してくれた。約1時間のステージはあっさりとした印象を受けた。デビュー間もないこのバンドにとって、初来日でいきなりBNTのステージに立つというシチュエーションは、かなりのプレッシャーだったのかもしれない。今後どのような活躍をしていくか、注目したいと思う。

2007年11月10日

3大ディーヴァの豪華競演

 イヴェント・スケジュールが発表されて以来、大きな前評判を呼んでいたのが「3 Great American Voices」。ファーギー、メアリー・J・ブライジ、キャロル・キングの3人には、まったく関連性が感じられないことも、この日本企画の謎を増幅させたのだった。関東での第1弾となる「さいたまスーパーアリーナ」公演を観た。初めて訪れたSSAは駅から至近で、東京ドームと比べると座席までのアクセスが楽だ。定刻から15分遅れでトップ・バッターのファーギーが登場。ブラック・アイド・ピーズの紅一点でもある人気者が、ソロ・アルバムをリリースし、今回のステージを迎えた。へそ出し、ミニスカートの衣装は女子高生をイメージさせるもので、会場の多くを占めていた若い女性ファンは大騒ぎだ。ブラック・アイド?メドレーも盛り込んだプログラムは、ハートの初期ヒット曲「バラクーダ」でアン・ウイルソンと同じ音域のシャウトで盛り上げる一方、キーボードのみをバックにしたバラードでは確かな歌唱力を聴かせてくれた。次にキャロル・キングが登場し、2曲のピアノ弾き語りで幕開け。最初の数小節だけで涙が溢れてきた。70年代初めからリアルタイムの洋楽を聴き始めた当時の自分が、一瞬のうちに甦り、キャロルの歌声とオーヴァーラップしたのだ。最新映像作『Welcome To My Livingroom』を再現したシンプルなステージは、ギタリスト2人が加わり、キャロルの名曲が次々と披露された。さながらアメリカン・ポップスの偉大な歴史のパノラマを観るようであった。トリを飾ったメアリー・J・ブライジは“クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル”そのままの貫禄で観客を魅了。まさに絶唱となった「ノー・モア・ドラマ」やメッセージ性の強い「ワン」等、魂を揺さぶる歌唱を堪能させてくれた。最後に3人がいっしょに「ダンシング・イン・ザ・ストリート」「ナチュラル・ウーマン」を歌ってジ・エンド。終わってみれば主催者に感謝したい素晴らしいイヴェントであった。

2007年11月11日

秋の老舗ジャズ・フェスティヴァル

 富士通コンコード・ジャズ・フェスティヴァル2007@五反田・簡易保険ホール。今年はベテランを中心に、若手も含む4組をブッキング。ところがヴォーカル・ファンが楽しみにしていたアニー・ロスの来日が中止となってしまった。そのため急遽プログラムが変更されて、3組+@の形になった。トップ・バッターの「ヤング・ジェネレーション・オブ・ジャズ7」は文字通り若手セクステット+ヴォーカリストのバンド。テイラー・アイグスティ・カルテットから始まったステージは、メンバーが入れ替わった編成にヴァリエーションをつけたプログラム。アルバム・デビューしたばかりのメリッサ・モーガン(vo)が1曲だけだったのはもったいない。メンバーの中で最も強い印象を抱いたのがクリスチャン・スコット(tp)だ。CDで聴いていた以上の実力の持ち主なのだと実感した。2組目のジュニア・マンス&リチャード・デイヴィス・デュオ&トリオはスタンダード・ナンバーを中心に、ベテランならではの円熟味を披露。アニー・ロスのピンチヒッターで登場した邦人混声ヴォーカル・グループのブリーズは、ウォーレン・ヴァシェと共に「マシュ・ケ・ナダ」「スウィート・ジョージア・ブラウン」等を歌った。客席には初めてブリーズを観る人が多かったと思われ、代打役を立派に果たしたことで新しいファンを獲得するチャンスになったのではないか。バド・シャンク、スコット・ハミルトン、ハリー・アレンの3大サックス奏者が競演するバンドは、モダン・ジャズの良き伝統を体現。シャンクの健在ぶりはジャズ界の宝だと再認識した。

2007年11月14日

北欧美女が来日

スウェディッシュ・ビューティー・ライブ ‘07@原宿クエストホール。混声ユニットのリアル・グループで名声を得た後、今年ソロ・デビューしたマルガリータ・ベンクトソンと、ハリウッドで女優業にも進出し、やはりデビュー作をリリースしたばかりのリーサのダブルビル公演を観た。7月にストックホルムを訪れた時、2人にインタビューしているので、今回は楽しみだったステージ。トップ・バッターを務めたリーサは若さと清潔感に溢れた歌唱&パフォーマンスを披露して、チャーミングなキャラクターで魅了した。続くマルガリータはバラエティ豊かなプログラムで、経験豊かなスキルと素晴らしい歌唱力を印象付けた。初めてライヴを体験した観客は、新鮮な感動を得られたに違いない。日本調達ではなく、母国からそれぞれのバンド・メンバーが帯同したのも意義深い。終演後ロビーで出演者を交えたパーティーが行われ、2人との再会を喜び合った。

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2007年11月16日

スムース・ジャズ・コラボのタイムリーな来日公演

 このジャンルではベテラン・ギタリストのピーター・ホワイトと、若手人気サックス奏者ミンディ・エイベアの共演ステージを、丸の内「Cotton Club」で観た。所属レーベルが異なる2人は最近、新興フュージョン・レーベルとして注目を集めるArtizen Music Groupから共演作『Peter White Christmas』をリリースしたばかり。世代を超えてミュージシャンシップを築いている2人の“いい関係”は、オープニング・ナンバーから客席に届けられた。アイズレー・ブラザーズ「フーズ・ザット・レディ」や「黒いジャガーのテーマ」は、ブラック・ミュージックへのシンパシーの表れで、ぼくも共感できた。同クリスマス作収録曲からジョニ・ミッチェルの「リヴァー」を演奏する前に、選曲理由を語ったのだが、ジャズ・ミュージシャンの間で年々注目が高まるミッチェルのナンバーをこのような形でカヴァーしたのは、面白い着想だと思った。ここでミンディはヴォーカル&ソプラノサックスで活躍。バンド・メンバーではキーボードのグレッグ・カルーカス(カルーキス改め)と、ブラック系バンドの超絶派と共通するドラマー・タイプのエリック・ヴァレンタインが特筆ものだった。

2007年11月20日

老舗日米トリオが恒例のジャパン・ツアー

山下洋輔ニューヨーク・トリオ@草月ホール。毎年この時期に開催されるので、秋が深まったことと同時に、ボジョレ・ヌーヴォの季節なのだとも感じる。山下NY3は来年で20周年を迎えるという。日本人ピアニストとアメリカ人2リズムによるトリオは、この間レコーディング&ライヴの継続ユニットとしては小曽根真、藤井郷子など数組が確認できる。しかし現在まで定期的に運営してきた山下は、このジャンルでの最長寿トリオとして賞賛されるべきだろう。ツアー最終日となる今夜は、ゲストの川嶋哲郎(ts)が交通事故のため出演がキャンセルされるアクシデントが発生。そのためプログラムと編曲の変更を余儀なくされなかったことは想像に難くない。ニューオリンズをテーマにしたセカンド・ライン曲では、ドラム・ソロの時に山下が観客に手拍子を促し、会場全体に一体感を生んだ。ラストは定番曲の「クルディッシュ・ダンス」。アンコールの「マイ・フェイヴァリット・シングス」ではテーマ・メロディを圧縮したアレンジで、NY3流を印象付けた。ゲストの不在は、トリオの原点を確認させる効用が山下にあったのではないだろうか。この後スタジオ・レコーディングに入るということで、来年リリースの記念作に期待が高まる。

2007年11月21日

邦人新人歌手の記念ステージ

 北浪良佳という若手女性シンガーは、デビュー作『リトル・ガール・ブルー』の先行サンプルCDを聴いて興味を持っていた。スタンダード・ナンバーを中心としながら、大貫妙子、武満徹などジャズ以外の楽曲も取り上げたプログラムは、近年続々とデビューしているジャズ・ヴォーカル・シーンで個性を際立たせることができると感じたからである。今夜は「モーション・ブルー・ヨコハマ」でのライヴを初体験した。まずバンドのみによる「ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ」でスタート。北浪がステージに登場すると、ルイ・アームストロングで有名な「この素晴らしき世界」を歌唱。フェイクやスキャットを交え、歌いながらメンバー紹介するスタイルは、ダイアン・リーヴスを想起させるものだ。個人的に気に入っていた「色彩都市」はプロデューサー兼ピアニストの石井彰の提案によるもの。最初本人は最初?だったそうだが、今夜の歌唱を聴くとプロデューサーの選曲眼が正しかったとわかった。北浪は元々オペラ歌手だった人で、「モナ・リザ」「アマポーラ」といった非ジャズ曲で持ち味を発揮したことが、彼女の現在を物語っている。フェイクやスキャットがジャズ的スリルを生み出すに至っていない現在のスキルは、ジャズ・ヴォーカリストとしての基礎の精進が求められていることを浮き彫りにした。MCはきちんとした日本語で良い人柄を示し、ルックスの魅力も持っているので、今後に期待したい。

2007年11月24日

キューバ出身のピアニストの単独公演

 90年代初頭、日本に紹介されて、瞬く間に超新星の座を獲得したゴンサロ・ルバルカバ。南米のミュージシャンならではの超絶テクニックを武器に、新世代のトップ・ピアニストに躍り出た男も、すでに40代半ば。今回の来日ではソロとクインテットという2つのステージが、ホールとクラブで用意された。今日はソロ・コンサートを「すみだトリフォニーホール」で観る。ファースト・セットを聴き進める。なかなかゴンサロならではの爆発力が発揮されない。「ベサメ・ムーチョ」で客席に親近感も生まれたが、大きなハプニングはないままに終了した。セカンド・セットでは「ヒアズ・ザット・レイニー・デイ」等の選曲で、現在のゴンサロの姿を披露。長い音楽家生活を考えると、今のゴンサロがテクニック全開で自己表現をするモードではないことが明らかになった。それでもアンコールに4回応えて、初期からのファンにも満足感を与えたようであった。このような発見があるのもライヴだから、だと思う。

2007年11月30日

欧日コンボが新宿のクラブに再登場

 ニクラス・ウインター・カルテット(NWQ)が5月に続いて、半年振りに「ピットイン」のステージに帰ってきた。フィンランド人と日本人各2名で編成された4人組は、近年両国を股にかけた定期的活動を重ねており、ライヴ・シーンでファンを広げてきた。今夜は過去最高となる集客に応えるかのように、ぼくが今までに観た中で最も充実した演奏を繰り広げた。ニクラスとは2005年に取材でヘルシンキを訪れた時に知り合って以来、連絡を取り合ってきた間柄。Abovoiceという自主レーベルのオーナーでもあるニクラスは、2年前に日本でのビジネスを強く希望し、その後コネクションを築いて現在に至っている。ヨーロッパの無名なミュージシャンが日本で活動することは困難が伴うが、地道な努力の積み重ねによって花を咲かせたのが今夜のステージだと感じた。演奏ではトニ・ポルテン(ds)のウルトラ・テクニックにノックアウトされた。12月にアルバムがリリースされるNWQは、今バンドとしてベストの状態にある。

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